皆さんは「忙しい生活」に追われてはいませんか?
こんにちは!最近北欧文化に関する本を読み漁っているCalm.です!
皆さんは日々「忙しいな」と感じたり様々な情報の波の中で漠然と焦りを感じたりしたことはないでしょうか?
このような現代における日々のプレッシャーやストレスを和らげるヒントとなるのが幸福度ランキングで上位に食い込む国々が集まる北欧、特にデンマークで大切にされている「Hygge(ヒュッゲ)」という言葉です。
タイトルにもなっている通り本書は簡単に取り入れることができる北欧の人々の生活習慣や文化を教えてくれる1冊となっています。
ヒュッゲを学ぶ!
本書はいくつかのパートにテーマを分けてヒュッゲについて追求していましたので各章ごとにまとめてみようと思います。
Part1 今、注目を集める「ヒュッゲ」とは何か
さて、タイトルにもなっている「ヒュッゲ」という言葉。
これはデンマーク語なのですがピッタリと当てはまる訳語がなかなか見つからない言葉です。
「manga(漫画)」や「Otaku(オタク)」「Wabisabi(わびさび)」のようにそのまま使うしかないような言葉ですね。
最も近しいところで行けば「心地よい」といった意味になるようですが、例えば
- 暖炉の火にあたりながら本を読んでいる時のような落ち着いた雰囲気
- 朝、ゆっくりと楽しむコーヒーの香り
といった良い雰囲気、空気感を表すのが「Hygge(ヒュッゲ)」という言葉です。
こういう雰囲気の良い時間を誰かと共有したいときには「ヒュッゲしよう!」と誘ったりすることもあるんだそうですよ!
Part2 デンマーク流の心地よさとは
「ヒュッゲ」という心地よさについて読み進めてみるとかなりポジティブな考え方をしている言葉のようで、小さな幸せに目をむけることがかなり重要視されています。
例えば雨の日なんかはなんとなくどんよりした落ち込みがちな日として認識されることが多いですが、そんな日でも「雨の音を聞きながら本を読む時間は雰囲気があって良いじゃないか」と捉え、実行するようです。
あれこれ考えすぎず、ゆっくりとした素敵な時間の使い方をしている様子や友人と気兼ねなく過ごす時間なんかを非常に大切にしているのだそうです。
Part3 ヒュッゲしてみよう
大切なのは「心地良さ」です。
隅々まで掃除され整った完璧な部屋よりも人の生活している空気感が伝わる程度の状態の方が居心地が良いですよね。
これがまさにヒュッゲなわけです。
そう思うと生活に取り込むことも実に簡単なので、いくつか例を挙げてみます。
- 音楽をかけながら料理をする
- ロウソクに火を灯す
- 寝る前に温かい飲み物を淹れ、本を読む時間を作る
- 照明の色を暖かみのあるものにする
いかがですか?
なんとなくイメージできる雰囲気の良さがあると思います。
ちなみにヒュッゲに関する本を読むと必ずロウソクに火を灯すことが書かれているので試せる人はぜひ試してみてください!
Part4 ヒュッゲするとなぜ幸せになれるのか?
結局のところ、ヒュッゲというのは日常の中に潜んだひと息つける瞬間です。
日々忙しく、多様な情報が飛び交う現代では忘れてしまいがちな落ち着いた時間を取り戻すことが目的と言っても過言では無いでしょう。
北欧の暮らしにはひと息つく瞬間を意識的に取り入れる素敵な文化があるのです。
私たちも同じように「ヒュッゲ」することで忙しい日々のスピードを意識的に緩めることで同じような幸せを手に入れることができるのだと思います。
この本を読み終えた感想
リラックスできる瞬間は人それぞれあると思います。
温かい飲み物を口にしたり、ベッドにうずくまっているとき、お風呂に入っているとき、などなど。
ですが生活が忙しく、慌ただしくなるとそう言った瞬間を忘れがちになってしまうと思うのですよ。
そんな時に本屋さんでふと見つけた「ヒュッゲ」という落ち着いた、素敵な生活に直結する言葉に興味を持って調べているわけなんです。
サウナなんかの「整う」という概念、ご存知かとは思います。
実はサウナの発祥はフィンランドでして、こちらも非常に幸福度ではデンマーク同様上位を争う国です。
北欧はこういった「リラックスできる瞬間」をとても大切にしているんだとか。
日本はというと幸福度ランキングでは50位前後を行ったり来たりしていて先進国でも中々に幸福度が低いんだそうです。
誰だって幸せを感じて生きられた方が良いじゃないですか。
そのヒントとなる「ヒュッゲ」を学ぶことができるのが本書です。
生活を少しでも豊かにしたいと考えている方はぜひ一度本書を手に取ってみてはいかがでしょうか?
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