『北欧時間』は著者:日暮いんこさんが北欧での生活を通じて感じたこと、学んだこと、そしてその地での人々との交流が綴られています。
「北欧」と言われると美しい自然風景やオシャレなインテリアなどを想像することが多いかと思います。
もちろんそれらも重要な要素ですがこちらの本は北欧に住む人々の心地よい生活習慣が細かく書かれていました。
今回はその魅力について詳しく紹介していきたいと思います。
幸せのヒミツ
こちらの本は北欧の日常生活について多くのページが割かれています。
…というかほぼ全て北欧の人々と著者の日常生活なのでとても感情移入しやすく読みやすいです。
内向的で引っ込み思案な性格だと仰る日暮いんこさんが北欧の日常生活で感じたなぜ北欧の国々が高い幸福度を誇るのかを紐解いていきます。
中でも「ヒュッゲ」と呼ばれる習慣がとりわけ重要視されていることがわかりました。
どんな習慣なのかというと、なんか良い感じの時間を過ごすことです。
- ロウソクの柔らかな灯りに照らされながらのディナー
- 窓際で朝日や夕陽、街の風景が見える場所でゆっくり読書
- 早朝のベランダで深呼吸
- 気の知れた友人とのコーヒーブレイク
こういうほっこりした時間というのを北欧に住む人々はとても大切にしているんですって。
私もちょっとした幸せの時間、意識的に作ってみようかな・・・
文化や習慣の違い
『北欧時間』のもう一つの大きな魅力は、文化や習慣の違いについての記述です。
日暮いんこさんは北欧の人々との生活の中で、意外にも彼らの性格は日本人と似ていると語っています。
- 感情表現が控えめ
- お酒で打ち解けられる
- 家では靴を脱ぐ
- 信号は守る
しかしそんな彼らの幸福度は日本と対照的に非常に高いんです。
彼らとの交流を通じて、日暮いんこさんはその理由に気づきました。
それは時間の使い方であると語っていて、彼らは今何が一番大切なのかをしっかりと理解して時間を使っているようです。
幸せに過ごす方法、このプロセスが丁寧に描かれており、今から始めてみようと思える簡単なこともたくさん書いてありました。
是非とも先述したヒュッゲの時間、1日の終わりにロウソクとまではいかずとも温かみのある灯りをともして本を読む時間を設けてみようと思います。
まとめ
『北欧時間』は、心を穏やかに保つちょっとしたコツや日々を少し幸せにする方法を伝える一冊です。
穏やかで満たされた時間を過ごすエピソードは、生活に彩りを与えるヒントがたくさん散りばめられていました。
北欧の生活に興味がある方はもちろん、心にゆとりを持ちたいと感じている方、ゆったりした生活に憧れている方にもぜひ手に取っていただきたい一冊です。
以上、Calm.でした!
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